デュオを亡くし、こんなに悲しい気持ちで子犬を迎えていいものか悩んでいたものの、当日はあっという間に訪れました。
「普通は迎えて1ヶ月くらい構わないで下さいと言うのですが、この子に関しては構われないと逆にストレスになるようなので、毎日時間を決めて遊んであげて下さい」とブリーダー。
カミーユはケージの中でキュンキュン泣いてはブリーダーを困らせていたらしい。
でも大丈夫。だって私は一日中家にいるし、どこへ行くにも一緒でないと嫌だから。
「多分、苦労されます」とも言われたけれど、きっとそれも大丈夫。
この悲しみを埋めるには多少手を焼く子のほうがいい。
指定席はお膝
カミーユをお迎えして4日目のことでした。
遊び疲れたカミーユが床で寝てしまい、動かすのも可哀想で毛布をかけてあげたところ、ウッウと泣きながら寄り添ってきました。そしてまた寝始めてしまう。
きっと寂しいのだろうとしばらく添寝してあげたのですが、11月中旬でとても冷えたのを覚えています。
特に足の指が冷えましたが動くのも可哀想でなにもかけられなかったのでした。
それから後の話なのか最初からか記憶が曖昧になってしまいましたが、カミーユはほとんど一日中私の膝の上で過ごしました。
起きて遊んではお気に入りの玩具を持って膝の上で寝る。その繰り返し。
つい一緒になって寝てしまい、夕食が用意できなかったこともしばしばありました。
子犬がかわいくてかわいくて…それでもどうしても忘れられないことがありました。
パピヨン・デュオの死です。
パソコンに向かって写真を見ては涙を流し、カミーユが不思議そうに顔を覗き込み、涙を舐めました。それを毎日のように繰り返し、やがて回数も減りました。
泣く回数は減っても、忘れない。君との想い出、君への想い…。
いつの日か、同じお墓で眠る日を私は夢見ているのでありました。
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